2022年11月27日公開
松井稼頭央二世ともなれる逸材、それが川野涼多選手だ。体格はトリプルスリーを達成した頃の松井稼頭央選手に近く、二遊間を守るスイッチヒッターというポジションも共通している。そして50mを5.9秒で駆け抜ける走力も、まさに松井稼頭央監督が目指している野球にフィットする。
川野選手の2022年までの1軍出場はまだわずか5試合でしかないが、今最も大きな期待を寄せられている若手の一人だと言って間違いない。そして九州学院高校時代の二学年上の先輩だったという繋がりで、三冠王である村上宗隆選手の自主トレにも帯同させてもらっている。この超一流となった先輩を師事することにより、2023年以降は川野選手の打力アップにも大きな期待が寄せられる。
川野選手の本職は二遊間であるわけだが、しかしライオンズの二遊間には源田壮亮主将と外崎修汰選手が君臨し、その牙城を脅かすことは非常に難しい。だが三塁に関しては中村剛也選手のフル出場が難しい今、チャンスは大きく広がっている。守備力には定評があるだけに、スイッチヒッターとして打力アップを実現させられれば、2023年は大幅に1軍出場の機会を増やしていけるはずだ。
そして今背負っている背番号56番は、若き日の中島裕之選手が背負っていた遊撃手としての出世番号だ。この背番号を背負っている時点で、西武球団の川野選手に対する期待度の高さを窺い知ることができる。将来的には強打の遊撃手となっていきたいところだが、まずは今空いている三塁のポジションを何としてでも手に入れたいのが、現時点での川野選手の立ち位置だ。
サードのライバルとしてはブランドン選手や渡部健人選手の存在もあるわけだが、彼らがややもたついている今のうちに、川野選手としては一気に1軍に定着していきたいところだ。そのためにも今、川野選手はスピードを維持しながらも1軍レベルのパワーを身につけようとトレーニングに励んでいる。この体づくりが上手くいけば、2023年の春季キャンプも最初から最後までA班でプレーし続け、開幕1軍の切符を手にすることができるだろう。
出身地 | 熊本県熊本市 | 生年月日 | 2001年6月28日 | |||||||||||
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身長体重 | 178cm / 78kg | 投打 | 右投げ両打ち | |||||||||||
ポジション | 内野手 | プロ入り | 2019年ドラフト4位 | |||||||||||
中学 | 熊本市立託麻中学校 | 高校 | 九州学院高等学校 | |||||||||||
ウェブサイト | SNS | |||||||||||||
故障歴 |
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年度 | 球団 | 背番号 | 年齢 | 推定年俸 | 契約年数 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 得点圏 | 失策 | 年度 |
2023 | 西武 | 56 | 22 | 1 | 2023 | ||||||||||||||||||||||||||
2022 | 21 | 650万円 | 1 | 5 | 8 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .143 | .125 | .143 | .268 | .--- | 1 | 2022 | ||
2021 | 20 | 650万円 | 1 | 2021 | |||||||||||||||||||||||||||
2020 | 19 | 650万円 | 1 | 2020 | |||||||||||||||||||||||||||
通算 | 1,950万円 | 4 | 5 | 8 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .143 | .125 | .143 | .268 | .--- | 1 | 通算 | |||
年度 | 球団 | 背番号 | 年齢 | 推定年俸 | 契約年数 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 得点圏 | 失策 | 年度 |