2022年11月26日公開
FA権取得を翌年に控えた2022年オフ、源田壮亮主将は新たに5年契約を結び、生涯ライオンズ宣言をした。これまでライオンズの日本人選手では中村剛也選手と外崎修汰選手の4年契約が最長だったわけだが、源田主将はそれを超える5年契約を勝ち取った。
源田主将は決して派手なプレーでファンを魅了するタイプの選手ではない。打率も.300を越えたことはないし、ホームランだってほとんど打つことはできない。だが源田主将には信頼感抜群のキャプテンシーと、たまらんほど鮮やかな守備力がある。この守備力は打率が.260台だったとしても、+守備力で.300相当と評価できるだけのレベルだ。12球団を見渡しても、これほどまでにレベルの高い遊撃手はいない。それどころか、球史においても間違いなくナンバー1と呼べる遊撃手だ。
源田主将は2020年にキャプテンに就任し、2023年も引き続きキャプテンを務めていく。そして来季からは新ポストとして、外崎選手が副キャプテンを務めることになった。2023年は名実ともにこの二遊間コンビがライオンズを牽引していくことになる。
だが源田主将がキャプテンに就任して以来、ライオンズは優勝することができていない。もちろんこれは源田主将に非があるわけではなく、たまたまの結果であるわけだが、しかし何としても来季こそは源田主将がキャプテンであるうちにリーグ優勝と日本一を達成させてあげたい。そしてさらに言えば、源田選手には.300という打率も打たせてあげたい。
これで少なくとも、源田選手は2027年までライオンズでプレーすることが確定した。つまり守備の要である遊撃手を、ライオンズはもう失う心配をしなくて良いということになる。今オフや来オフには主力のFA権取得が相次ぐ流れだったわけだが、その中で流出した時のダメージが最も大きくなると思われていたのが源田主将だった。
渡辺久信GMが仰る通り、長年正遊撃手が不在だったところに源田選手が加わり守備が一気に安定し、ライオンズは久しぶりに引き締まった野球をできるようになった。だが万が一でも源田選手をFA流出させてしまうような事態になれば、ライオンズ投手陣はまた安定感に乏しいバックを背負って投げることになり、台所事情も再び苦しくなっていたはずだった。
しかしそんな心配をよそに、源田主将は生涯ライオンズ宣言をし、球界ナンバー1の二遊間であるトノゲンコンビは来季以降も見続けられることが確定した。渡辺久信GMが成立させたこの5年契約は、まさにGMとしてのファインプレーだ。
源田主将の鮮やかなプレーは、四番打者のホームラン同等の価値がある。源田主将がショートを守っていることで失わなかった点は、2017年以降ではもはや数え切ることはできない。それほどまでに源田主将の守備力で防げた失点は多い。
ファンとしては来季以降もずっと源田主将のたまらん守備をベルーナドームで観られると思うと、それだけでもワクワクしてきてしまう。源田主将には将来の幹部候補としてずっとライオンズでプレーし続けて、いつかライオンズのユニフォームを着て引退し、ライオンズのユニフォームを着て指導者となっていってもらいたい。
だがその前にまずは2023年、ライオンズは源田主将のもとで日本一を達成しなければならない。
2023年11月30日更新
出身地 | 大分県大分市 | 生年月日 | 1993年02月16日 | |||||||||||
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身長体重 | 179cm / 75kg | 投打 | 右投左打 | |||||||||||
ポジション | 遊撃手 | プロ入り | 2016年ドラフト3位 | |||||||||||
中学 | 明野ビッグボーイズ | 高校 | 大分商業高校 | |||||||||||
大学 | 愛知学院大学 | 社会人 | トヨタ自動車 | |||||||||||
主将 | 2020〜2023年 | SNS | ||||||||||||
オールスター | 2017年、2018年、2021年 | |||||||||||||
日本代表 | WBSCプレミア12 2019年 オリンピック 2021年 |
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故障歴 |
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年度 | 球団 | 背番号 | 年齢 | 推定年俸 | 契約年数 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 得点圏 | 失策 | 守備率 | 年度 |
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2027 | 西武 | 6 | 34 | 3億円 | 5 | 2027 | ||||||||||||||||||||||||||
2026 | 33 | 3億円 | 2026 | |||||||||||||||||||||||||||||
2025 | 32 | 3億円 | 2025 | |||||||||||||||||||||||||||||
2024 | 31 | 3億円 | 2024 | |||||||||||||||||||||||||||||
2023 | 30 | 3億円 | 100 | 435 | 397 | 30 | 102 | 9 | 4 | 0 | 119 | 22 | 5 | 6 | 8 | 1 | 26 | 0 | 3 | 82 | 5 | .257 | .307 | .300 | .607 | .342 | 9 | .980 | 2023 | |||
2022 | 29 | 1億9000万円 | 1 | 108 | 456 | 414 | 39 | 110 | 8 | 8 | 2 | 140 | 17 | 12 | 4 | 11 | 0 | 30 | 0 | 1 | 72 | 6 | .266 | .317 | .338 | .655 | .194 | 6 | .988 | 2022 | ||
2021 | 28 | 1億5000万円 | 1 | 119 | 516 | 464 | 60 | 126 | 15 | 7 | 2 | 161 | 29 | 24 | 9 | 17 | 2 | 31 | 0 | 2 | 67 | 5 | .272 | .319 | .347 | .666 | .261 | 5 | .985 | 2021 | ||
2020 | 27 | 1億4000万円 | 1 | 120 | 518 | 455 | 67 | 123 | 14 | 5 | 1 | 150 | 21 | 18 | 8 | 22 | 2 | 38 | 0 | 1 | 80 | 6 | .270 | .327 | .330 | .656 | .229 | 9 | .983 | 2020 | ||
2019 | 26 | 8000万円 | 1 | 135 | 609 | 540 | 90 | 148 | 23 | 6 | 2 | 189 | 41 | 30 | 9 | 25 | 3 | 40 | 0 | 1 | 67 | 9 | .274 | .324 | .350 | .674 | .297 | 9 | .986 | 2019 | ||
2018 | 25 | 4100万円 | 1 | 143 | 666 | 594 | 92 | 165 | 27 | 9 | 4 | 222 | 57 | 34 | 8 | 14 | 6 | 48 | 0 | 4 | 101 | 7 | .278 | .333 | .374 | .707 | .287 | 11 | .986 | 2018 | ||
2017 | 24 | 1200万円 | 1 | 143 | 647 | 575 | 85 | 155 | 18 | 10 | 3 | 202 | 57 | 37 | 10 | 26 | 4 | 36 | 0 | 6 | 100 | 5 | .270 | .317 | .351 | .669 | .344 | 21 | .971 | 2017 | ||
通算 | 21億1300万円 | 6 | 868 | 3847 | 3439 | 463 | 929 | 114 | 49 | 14 | 1183 | 244 | 160 | 54 | 123 | 18 | 249 | 0 | 18 | 569 | 43 | .270 | .321 | .344 | .665 | .286 | 73 | .983 | 通算 | |||
年度 | 球団 | 背番号 | 年齢 | 推定年俸 | 契約年数 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 得点圏 | 失策 | 守備率 | 年度 |