2022年11月20日公開
柘植世那捕手は高校時代には甲子園の夏春連続出場を果たし、チームではキャプテンを務め、高校通算32本塁打を記録してプロ志望届を提出するも、残念ながら2015年のドラフト会議で指名されることはなかった。その後柘植捕手は本田技研鈴鹿へと進み、社会人野球3年目でチームを日本選手権ベスト8に導くも、またもやドラフト指名漏れとなってしまった。だがその翌年2019年のドラフト会議で、ようやく埼玉西武ライオンズからドラフト5位指名を受けることができた。
このように柘植捕手のアマチュア時代の球歴は輝かしくもあり、同時に二度のドラフト指名漏れという悔しさも味わっている。この苦労人とも呼べる柘植捕手は社会人野球で揉まれたことで高い捕手としての技術を身に付けており、近い将来ライオンズの正捕手として活躍することを期待されている。
そして柘植捕手は捕手としてだけではなく、打撃にはパンチ力があり、走らせれば盗塁を決めるだけの走力もある。まるでかつての高木大成捕手のような走れる捕手なのだ。
今背負っているのはまだ37番という、若き日の炭谷銀仁朗捕手が背負っていた出世番号となっているが、正捕手争いを制し、ライオンズの正捕手である栄光の27番を背負える捕手へと成長していって欲しい!