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2021年1月16日公開

今季も開幕までの調整が難しくなりそうな西武の外国人選手4人衆

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西武の外国人選手の来日は2月下旬予定

今季ライオンズでプレーをする外国人選手は今のところニール投手、ギャレット投手、メヒア選手、スパンジェンバーグ選手の4人となっている。この4選手の来日が緊急事態宣言の発令により2月下旬にずれ込むことになっており、状況によっては3月になる場合もあるかもしれない。他球団の外国人選手たちの中にはすでに来日をしている選手たちもいるが、西武球団では彼らに小さな子どもがいたり、夫人が妊娠中という事情もあることから、慌てて来日させない方針を示した。

ただ、来日した時点でしっかりとプレーできるようにコンディショニングしておくこと、という点に関しては通達されているようだ。しかし4選手ともに日本でプレーをするのは2年目以上であるため、それほど心配をする必要はないだろう。

来日2年目以降であれば、日本野球のレベルがどれほど高いのかをすでに把握している。少しでも力を抜いたり、少しでもコンディショニングに失敗をすれば活躍できない、ということは重々承知のはずだ。以前コンディショニングに失敗をしたメヒア選手やニール投手などは特にそうだろう。

昨季のニール投手はエースとしての活躍が見込まれていたが、コンディショニングの失敗により、エンジンがかかって来たのは終盤戦に差し掛かってからだった。少なくともニール投手の6勝8敗という勝ち負けが逆だったら、ライオンズも昨季はもう少し違った戦い方ができていただろう。だからこそニール投手自身も、今季にかける思いは一入のはずだ。

今季もコロナウィルスにより難しくなる開幕までの調整

春季キャンプは今のところ無観客で予定通り南郷と春野で行われるようだ。だが2月1日のキャンプインに間に合わない外国人選手たちの調整は、昨年同様に難しくなるだろう。特にピッチャーの生きたボールを打って目慣らしをしていきたいメヒア選手とスパンジェンバーグ選手にとっては、3月までピッチャーのボールを打てない状況は調整を難しくすると思う。

もちろん母国で練習パートナーを相手に打ち込んでくるとは思うが、しかし紅白戦や練習試合で打席に立った時の感覚とは比較できるものではない。そのため打者陣としてはできるだけ早く来日して打ち込みたいというのが正直なところだろう。また、守備でも期待されているスパンジェンバーグ選手の場合、チームメイトとのフォーメーションにも慣れておく必要がある。

コロナウィルスによって来日が早くても2月下旬になってしまう4選手にとっては、今季も開幕までの調整は難しくなるだろうが、しかし今ファンが望むことはとにかく4人に感染せずにチームに合流してもらう、ということだ。とにかくこれに尽きると思う。

健康で無事に来日してくれれば、実績がある4選手だけにあとはプロとして何とか状況に対応していってくれるだろう。そして4選手の状況をよく知るチームメイトたちも、来日したら源田キャプテンを中心に、彼らを全力でサポートしてくれるはずだ。そのような思い遣りを持った選手が多いのが埼玉西武ライオンズであると、筆者は信じてやまない。

THE埼玉西武ライオンズガゼット筆者/カズ
筆者 2010年1月よりパーソナルコーチとしてプロ野球選手のサポートを行うプロフェッショナルコーチ。 選手の怪我のリスクを正確に分析し、怪我をしないフォームに変える動作改善指導が特に好評。 このブログではプロコーチ目線でライオンズについて冷静に、そして愛を込めて書いていきます!
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