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2024年1月11日公開

【スクープ】西武球団が選んだ人的補償は和田毅投手だと日刊スポーツが報じる!

西武球団が選んだ人的補償は和田毅投手だと日刊スポーツが報じる!

和田毅投手、人的補償で西武に移籍か?!

まだ正式発表というわけではないが、ビッグニュースが舞いこんできた。日刊スポーツの報道によると、どうやら西武球団は山川穂高選手の人的補償として和田毅投手を指名するようだ。

その公式発表を前に、ぜひ筆者が昨年12月16日に書いたコラムを読んでいただければ幸いです。
コラム:リスト漏れの確率1%でも人的補償として是が非でも獲得したい和田毅投手

繰り返し書くが、これはまだ正式発表というわけではなく、日刊スポーツが「どうやら和田毅投手を指名するようだ」と先行報道している段階にすぎない。だが日刊スポーツは下世話な週刊誌ではなく、筆者も以前はずいぶんお世話になった立派なスポーツ紙であるため、根拠がないことを書くことは決してしないだろう。そのためまだ正式発表でないと言え、和田毅投手がリスト漏れしており、西武球団がその和田毅投手を指名するというこの報道に信憑性がないとは言えない。

和田毅投手と言えば現在ではもはや最後の松坂世代となっている。日米で活躍してきたその実績はまさに百戦錬磨と言え、もし本当に和田毅投手がライオンズに加入してくれれば、これは内海哲也投手を獲得した時以上に大きなインパクトをプロ野球ファンに与えることになるだろう。

和田毅投手の人的補償での指名はFA補強をしたも同然の結果!

そしてもし本当に和田毅投手を獲得することになれば、これはもはや人的補償とは言えない。これは完全にトレードだ。しかも西武球団は多くのライオンズファンを敵に回した山川穂高選手を放出できただけではなく、一社会人としてどこに出ても恥ずかしくない人格者を獲得することができるのだ。これはもうトレードどころか、西武球団がFAで和田毅投手を獲得し、その人的補償としてソフトバンク球団が山川選手を指名したのも同然と言えるのではないだろうか。

筆者は人的補償として、もしリスト漏れしていたならば是が非でも和田毅投手を獲得すべきだと昨年末に書いたわけだが、しかし実際のところは和田毅投手がリスト漏れする可能性など1%にも満たないと考えていた。

なぜなら和田投手は今なおホークスの顔であり、将来はホークスの幹部候補でもあり、若手選手の良きお手本としてもチームに大きく貢献しているし、それだけではなく社会貢献もしており、成績だって昨季は21試合に登板して8勝を挙げている。まさかこれだけの選手がリスト漏れするなど、期待はしたとしても、一体誰が予想しただろうか。

ソフトバンク球団としては、一体なぜ和田毅投手をリストから外したのだろうか。内海哲也投手の場合はライオンズに移籍する直前は、ジャイアンツでかなり力の衰えを見せていた。その上高額年俸者だったため、ジャイアンツとしても力の衰えた内海投手を、まさか西武球団が年俸1億円を出してまで獲得することはないだろうと高を括っていたように思えた。

だが和田毅投手に関してはしっかりとローテーションを守って8勝を挙げている。だが2024年の年俸は2億円と高額であるため、まさか西武球団が先が長いとは言えない高額年俸選手を指名するとは思わなかったのかもしれない。つまりジャイアンツと同じ轍を踏んだと言える。

なお、確かホークスの小久保新監督は和田投手をローテーションで起用すると名言していたと思うのだが、新監督にローテ入りを指名されていた投手をリストから外したというのは、これはフロントと現場の意思疎通が上手く行っていないということであり、その兆候はチームを衰退させることが非常に多い。そう、まるで渡辺久信GMの前任者たちが西武球団の球団本部長を務めていた頃、その前任者たちが選手の気持ちを逆撫でし続けたことでFA流出に歯止めが掛からなくなっていた時のように。

ホークスとしては、和田毅投手は絶対に流出させてはならない選手だと思う。ライオンズファンから見ても、和田投手はホークスに対し多大な貢献をし続けているからだ。だがライオンズとしてはそのような偉大な投手を獲得できるのであれば、これはチーム力を底上げするためには願ってもないチャンスだ。

もし和田毅投手が西武入りするならば背番号18こそ最も相応しい!

渡辺久信GMは昨年末にリストが届いた時、じっくりと話し合ってから決めるという趣旨の話をされていた。だがこれは人選に関して話し合うというよりは、親会社に対し2億円を出してもいいかという伺いを立てるための時間だったのではないだろうか。

まだ一軍レベルではない若手選手の年俸であれば、親会社に対してはほとんど稟議書レベルで獲得できると思う。だが年俸2億円となると、流石にしっかりと伺いを立てて予算を承認してもらう必要がある。そのために渡辺GMも後藤高志オーナーに対し、和田毅投手を獲得した際に得られる計り知れないメリットをプレゼンし、オーナーを説得していたのではないだろうか。

もしこの日刊スポーツの先行報道が真実であれば、これは本当に、このオフ西武球団は完璧以上の補強を完成させたことになる。そして和田毅投手がライオンズに加入することにより、近年多くを獲得してきたサウスポーの育成にもより拍車がかかることになる。

ちなみにルーキーである武内夏暉投手は和田毅投手に憧れて背番号21番を選んでいる。もし本当に和田投手を獲得できたとすれば、武内投手は和田投手からエース道を受け継ぐことができる。そう、かつて若き日の中村剛也選手が江藤智選手から四番道を受け継いだ時のように。そして武内投手としても第一希望はホークス入りだったのだとしても、「ライオンズに指名されて本当に良かった」と思うのではないだろうか。

繰り返し書くが、このニュースをここに書いている時点ではまだ西武球団から正式発表は出されていない。だが日刊スポーツのこの報道が真実であれば、これほどのスクープはないと言えるのではないだろうか。そしてホークスファンの多くが「なぜ山川なんかを獲って和田を出したのか」と怒り狂うのではないだろうか。

とにかくもし本当に和田投手を獲得できるのであれば、これは上述した通りFA補強したも同然となる。そして空き番号の中で和田毅投手に相応しい番号と言えば、もう18番をおいて他にはないだろう。だが逸る気持ちは少し抑えて、まずは西武球団からの正式発表を待ちたいと思う。

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THE埼玉西武ライオンズガゼット筆者/カズ
筆者 2010年1月よりパーソナルコーチとしてプロ野球選手のサポートを行うプロフェッショナルコーチ。 選手の怪我のリスクを正確に分析し、怪我をしないフォームに変える動作改善指導が特に好評。 このブログではプロコーチ目線でライオンズについて冷静に、そして愛を込めて書いていきます!
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