呉念庭 | 年度別成績・年俸推移・故障歴

2022年11月23日公開

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父親が渡辺久信投手とチームメイトだった呉念庭選手

呉念庭

呉念庭選手の父親も元プロ野球選手で、かつては嘉南勇士でプレーをしていた。このチームは1999〜2001年まで渡辺久信投手が兼任コーチとしてプレーし、最多勝、最高勝率、最多奪三振、最優秀防御率を獲得したチームだ。渡辺久信投手と呉念庭選手の父親は1999〜2000年の2年間、同じユニフォームを着てプレーをしていた。

その15年後、呉念庭選手は渡辺久信投手がシニアディレクターとなっていた埼玉西武ライオンズにドラフト7巡目で指名を受けて入団した。そして2021年には130試合に出場して飛躍のきっかけを掴みかけたが、2022年は94試合の出場にとどまってしまった。呉念庭選手がなかなかレギュラーの座を掴めないのは、やはり打撃のムラが大きいためだろう。

呉念庭選手は打つ時は本当に良く打ち、2021年などは満塁では滅法な強さを誇った時期もあった。だがその好調がなかなか続かず、2022年は大幅に出場機会を減らしてしまう。それでも何とかバッティングに安定感を出そうと、試合後には必ず父親とその日の試合の反省会を行なっているようだ。

呉念庭選手には強みとなるアピールポイントがこれと言ってまだない。ただし守備に関してはバッテリー以外はすべてを守ることができるため、ユーティリティープレイヤーとして何とか活路を見出したいというのが現状だと言える。

ただそれでも2021年には10本塁打をマークしてパンチ力を持っていることも見せたため、あとは何とか打率をせめて.270以上まで上げて、レギュラーの座に手が届くところで食らいついていきたい。だが呉念庭選手も2023年には30歳となり、ベテランの域に入ってくる。2022年に大幅に出場試合数を減らしてしまっただけに、年齢的にも来季はまさに背水のシーズンとなるわけだが、ここからでも何とか再度飛躍のきっかけを掴んでいってもらいたい。

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THE埼玉西武ライオンズガゼット筆者/カズ
筆者 2010年1月よりパーソナルコーチとしてプロ野球選手のサポートを行うプロフェッショナルコーチ。 選手の怪我のリスクを正確に分析し、怪我をしないフォームに変える動作改善指導が特に好評。 このブログではプロコーチ目線でライオンズについて冷静に、そして愛を込めて書いていきます!
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